2016年11月18日金曜日

腸が若返れば脳も若返る、幸せホルモンは腸の若返りが重要

幸福物質は腸で作られている

「腸は第二の脳である」といわています。これは、腸の重要性を示す言葉であるわけですが。腸は脳よりも賢いとも言われています。

やや、大げさと思われるでしょうか。しかし、これは決して誇張しているわけではありません。腸に関する研究が進んだことで、腸が脳より賢いことを示す、さまざまな証拠が判明してきたからです。

腸は消化を果たす臓器だと認識している人が多いのも当然です。実際の機能は、消化ですし。

しかし、実際には、腸の働きはそれだけに限りません。例えば、人間の感情や気持ちなどを決定するけで働いているというようなイメージをお持ちでしょう。しかし、実際には、腸の働きはそれだけに限りません。

例えば、人間の感情や気持ちなどを決定する質は、ほとんど腸で作られています。 人が幸せと感じるのは、脳から分泌される脳内伝達物質が関係しています。その1つがセロトニンで、喜びや楽しみを伝える物質です。今1つがドーパミンで、私たちのやる気を起こさせる物質です。

これらは、食物から摂取されるアミノ酸から合成されます。ただし、腸に存在する腸内細菌がバランスよくふえていないと、アミノ酸を多く含む物質をいくら食べても、合成できません。
いわゆる「幸せ物質」であるセロトニンも、ドーパミンも、腸において、腸内細菌の助けによって合成されているのです 。

例えば、セロトニンの90% は腸に存在しています。残りの8%は血液中に存在し、わずか2%が脳で人間の精神活動にかかわっています。そして、このぜんく2 % のセロトニンも、その前駆体はまず腸で作られ、それが脳に送られることで、初めて脳で幸せ物質として働くのです。

年、日本では、うつになる人が大変ふえています。先進国の中で、日本は最も自殺率の高い国でもあります。これには、日本人の腸内細菌の量がへってきたことが関係していると強く訴える専門家も増えています。

 経済的困難で自殺が急増した理由

経済的困難で自殺する人が増えている現代でもセロトニンが大きく減少しなければそういった困難も乗り越えることができるのだと思います。

例えば、メキシコは世界で最も自殺の少ない国です。貧しい人が比較的多い国であるにもかかわらず、なぜメキシコでは自殺が少ないのでしょうか。

調べてみると、メキシコ人は、世界で最も多くの食物繊維を摂取していることがわかりました。メキシコ人の1日の食物繊維摂取量は、93.6g。日本人はその4分の1程度。しかも、その摂取量は年々減少しています。

食物繊維は、腸内細菌が好んで食べるえさです。食物繊維をじゅうぶんにとって、腸内細菌をよく育て、腸の働きをよくすることが、うつや自殺の予防のためにも役立つと考えられるのです。

これはとても興味深い実験ですが、ブタに乳酸菌を食べさせる研究があります。乳酸菌を食べさせると、ブタは肉質がよくなるだlナではなく、性格がよくなり、おとなしくなります。

また、スウェーデンの研究では、腸内細菌を持たないマウスは、成長すると、攻撃的なマウスになってしまいます。このマウスの成長期に腸内細菌を導入すると、おとなしいマウスに成長します。こうした実験から、腸内細菌が脳の発達にも深くかかわっていることが判明してきました。

このようなさまざまな研究成果から、私たちの幸せを担っているのが、実は腸だということがわかるのです。

腸を大事にすればボケも防げる

腸の大事な働きは、そのほかにもたくさんあります。腸は病原菌を排除し、消化を助け、ビタミンBやCなどを合成し、免疫力の70%を担当しています。

 私たちの体は、60兆個の細胞から構成されていますが、毎日ば莫大な数の細胞が生まれ、かつ死んでいきます。このうち、1日5000個以上のガン細胞が出現します。ガン細胞がガンにならないようにしているのが、Th1細胞の免疫システムです。この免疫システムを高めるためにも、腸の腸内細菌が重要な役割を果たしています。

ですから、ガンを予防するにも、腸の状態を整えることが大切です。免疫力が高ければ、アレルギー疾患や自己免疫性疾患にもなりにくくなりますし、生命力も高まります。つまり、腸年齢が若いと、長生きするのです。

皆さんも、納豆をはじめとする発酵食品や、食物繊維の豊富な野菜類・穀類などを毎日よく食べて腸内細菌を育て、腸をかわいがってください。また、よくかんで食べることや、加工食品や食品添加物の摂取をへらすこと、規則正しい生活でストレス解消を心がけ、楽しく暮らすことなども、腸を喜ばせる大事な要素です。

昔の日本人の強さを取り戻すならやっぱり「発酵力」

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