最近、ぎりぎりまで寝ていて、うんちをしないまま登校、しかも学校でうんちができないという小学生が増えていて問題になっています。食物繊維の摂取が少ない、夜遅く就寝するなどライフスタイルが数年前とは全く異なるために小学生にまで生活習慣病が及んでいるのは、驚きです。
トイレタイムは慣れた場所が快適なのは当たり前ですが、便意をもよおしても、うんちをしたと友達にばれるのが恥ずかしくて、がまんするという子が多いのは今も昔も同じです。
学校では、トイレを明るく清潔に改築するなどして対策を練っているそうです。そんな状況の中で注目したいのが、日本トイレ協会が行っている「学校トイレ出前教室」です。うんちは恥ずかしいものではなくて、生きていくうえで自然なこと、とても大切なこととわからせるための出前教室なのだそうです。
小さなうちから、うんちについてきちんと知っておく、これはとても大切なことだと思います。首都圏の小、中学生、高校生350人に行った1子どものライフスタイルと排便実態に関する調査(カゴメ)」で、親則正しく排便をするという子どもは38%。残りの42% の子どもたちは排便をしない日もある、しない日のほうが多いと答えているのです。
高校生女子だけを見ると、その割合は66% にものぼりました。排便がなかった最長日数が5日以上という中学生女子は22%、高校生女子は36%。しかも便秘になったときにどうするかというと、したくなるのを待つだけという回答が60%、一方、ヨーグルトや冷たい牛乳を飲むと答えた子が12%、薬を飲むという子が8% でした。
この数字を見ると、いかに子どもたちが排便に無頓着で、ぅんちは健康のバロメーターなのだという意識が薄いかということがわかります。
年齢が上がってくれば、自分の体を管理する責任が出てきます。自分の体は大切にしなくてはいけないということを伝える意味でも、その子が将来慢性の便秘や腸の病気に悩むことがないようにする意味でも「うんち教育」は早いうちにしておくべきでしょう。
生理前や妊娠中など、体の変化で便秘を経験することの多い女性。便秘になっても「またか」とい無意識でいる人も多いのではないでしょうか。確かにあまり深刻にならず、気楽に構えることも必要です。
でも、便秘になるにはさまざまな原因があり、症状もいろいろ。深刻な便秘のシグナルのこともありますから、便秘のことをもっと知っておくと安心です。
便意の我慢と便意の消失
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